ドイツの白ワインについて
白ワインの魅力は、飲んだ時の切れ味の鋭い清涼感です.香りと余韻が快く、上質のものほどそれが長く続きます.白ワインといっても、透明に近いものから緑色がかったもの、黄色のものまで様々です.香りと色と味を記憶してレパートリーを拡げて行くのも楽しみです.また、アメリカのスーパーでは3リットルほどの大きなボトルの白ワインが廉価で販売されていますが、友だちとわいわいとお喋りしながらこういうワインをいただくのも美味しいものです.
ところで、白ワイン用葡萄は、ソーテルヌの中心品種のセミヨン、ブルゴーニュやシャンパーニュのシャルドネ、ドイツのリースリング、シルバネル、スペインのパロミノ、ハンガリーのフルミントなどがあります.日本でも有望な品種が生み出されていて、甲州種などは白ワインに向いています.収穫した葡萄を除梗・破砕という作業をします.除梗とは葡萄の軸と実を分けることです.軸を取った実を種までつぶさないで皮を破るくらいに潰すことを破砕といいます.これを圧搾機に掛けて搾るのですが、先に自然に出てくる、皮に近い糖度の果汁をとりわけ高級ワイン用の原料とし、次に圧搾機にかけて絞り出したプレス・ジュースを普通のワイン用にとわけて、それぞれ発酵させます.
今や世界中の銘柄を日本でも入手できるようになりました.フランスではaocワインという規格のものが高級で、地名が表示されており、高級になるほどに限定場所が狭められ村名が入ったり、更に最上級のものは畑まで記載されています.ドイツではqbaが上等でqmpワインが最上級とされています.イタリアでもdocgを最高級のものと規程されています.フランスのシャトー カルボニュー ブラン、ルロワ ブルゴーニュ ブラン、ドイツのシュタインベルガー リ-スリング、ラッペンホーフ アルスハイマー フリューメッセ ルーレンダー等々.イタリアのモンカロ トルディルータは黄金色の甘い白ワインで有名です.
香りと味が大事な白ワインをおいしく飲むためには、そのワインに適した温度にして飲むことが大事です.自然発酵の甘口のものは4度ぐらいに冷やして飲むと美味しく、辛口のものはそれより高めの10度ぐらいが良いと言われます.飲む寸前に栓を抜くことです.香りや色も楽しみ、産地やそのワインの歴史などを想像しながら、そのワインに合った料理を食べながら、気の合った人たちと談笑しながらなんてのはいいですね.